看護学校受験生の減少

 数年前からいわゆる看護専門学校・准看護学校の受験生は減少傾向でした。

 その背景には、看護大学の乱立があり、高校生は看護大学に進学し、看護専門学校・准看護学校を受験しなくなったことが考えられました。

 そして、さらに、アベノミクスの成功?で就職状況が良くなったこともあり、社会人も資格取得の必要性を感じなくなったことも要因と思います。

 

 前回のリーマンショックの時には、看護学校・准看護学校とも大幅に受験生は増えました。就職状況が悪化したからです。

 では今回の新型コロナによる就職状況の悪化は、どのように作用しているでしょうか?

 答えは、受験生は増えない傾向にあるといえるでしょう。

 

 昨年度、新型コロナによる、内定の取り消しや非正規職の方たちのリストラ等がありましたが、受験生は全く増えませんでした。逆に受験生が減っている地域も多く見られました。

 前回のリーマンショックと比べて、看護師の感染リスクが影響していると思います。

 特にお子さんがいる家庭では、看護師の離職も多く、医療従事者への警戒感が相当あると思います。

 おそらく、今年も受験生は増えないと予測しています。

 

 逆に言うと、今年の看護学校・准看護学校受験は、合格しやすいと思います。

 したがって、受験を考えている方にとってはチャンスです。

 

 鈴木アカデミーでは、今年の受講生はラッキーだと言っています。

 それは受験生が減っているので、合格しやすいだけでなく、合格した後、実習が始まるころには、ワクチンもほぼいきわたっているので、新型コロナ感染のリスクは、相当低くなっていると思われるからです。

 医療機関は、感染防止のための対策は、一般に比べて、より徹底しています。

 

 看護師を目指そうと思っている方、今年はチャンスです。

 

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